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ガイソー青森店

ガイソー青森店ブログ

その他の機能系塗料をご紹介します。

2021.02.22
光触媒塗料
こんにちは!

ガイソー青森店です!!

本日はその他の機能系塗料をご紹介します。

光触媒は「セルフクリーニング効果、遮熱効果、空気清浄効果」の3つが主な特徴と言われています。その理由の1つに、原料の酸化チタン(白色)
の特性として知られる「超親水性」機能があります。親水性とは水と物質のなじみやすさのこと。ガラスなどに水が付着すると水滴を作りますが、
親水性が非常に高いと、その水が水滴にならずに薄く膜が広がります。このことを超親水性と言います。
酸化チタンは日光などの光を浴びる事により 親水性が超親水性に変化するため、塗料部分に水膜ができることで静電気の発生を防ぎ、塵やホコリが
付着しにくくなります。また、油や排煙(主に排気ガスなどの大気汚染)によりついた外壁の汚れは、酸化チタンにより作られる活性酸素の働きで
分解されて再び浮かびあがり、雨と一緒に洗い流されます。これが光触媒のセルフクリーニング効果であり、防汚性が非常に優れていると言われている理由です。
その他、光触媒には、赤外線を反射することで外壁に熱を蓄積させない遮熱効果を持ったものや、活性酸素が空気中の窒素化合物を酸化して空中除去
する洗浄機能を持つような塗料も開発されています。

しかし、光触媒は塗料のために開発されたものではなく、研究のプロセスの過程で得られた機能に過ぎません。
塗料としての実用性では課題があるのも事実です。まず、光触媒塗料は赤外線や水と反応することを想定していますが、建物同士が隣接する場所においては日光・雨が当たらないとその機能が十分に発揮できません。次に、酸化チタンを塗膜に平均的に散りばめないと効果が期待できないのですが、
非常に小さな粒子のため均等に塗られているのか確認することが困難です。したがって、均等に塗布できる施工技術の開発が必要なのですが、
現時点では一般的に実用化されていません。そのため、塗料としてはしっかりした機能を持った塗料として製品化できていますが、実際に施工した後の塗膜において、その機能を発揮しているのかという点が現状では不透明です。なお、開発コストがかかることもあり、シリコン系塗料などの主流と比べて塗料価格が高く、施工費用も割高傾向にあると言われています。


●ピュアアクリル塗料
前述したとおり、アクリル樹脂塗料は、それ以上のジャンルの樹脂の基本となっています。単体だと耐久性に問題があると申し上げましたが、
この「ピュアアクリル塗料」は通常アクリル樹脂に添加されている様々な物質を出来るだけ排除して純度の高いアクリル樹脂にすることによって
非常に高い性能を発揮することのできる塗料です。製造はオーストラリアのメーカーで耐候性・防水性がアクリルフッ素樹脂塗料と同程度なことに
加えて、遮熱機能が備わり、さらに通気性能にすぐれた塗料と言うことです。