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塗料を構成する物質 『顔料』をご紹介します。

2021.02.04

塗料を構成する物質  ●顔料

塗料の色を決める要素です!!
顔料とは塗料を一定の色に着色する物質で、

水・アルコールに溶けず着色する物体とも混ざりません。

不透明なもので無機顔料と有機顔料がありますが、

外装用の塗料は色味の飛びにくい無機顔料を多く使用します。

外装塗料に使われる無機顔料の代表としては

●白色顔料:酸化チタン
●赤色顔料:弁柄、キナクリドン
●黄色顔料:酸化鉄イエロー、イソインドリノン
●青色顔料:フタロシアニン、コバルト青
●黒色顔料:カーボンブラックがあります。

この5色でインクジェットプリンターのように多彩な組み合わせで
色を作成しています。
(※当然クリヤー色は顔料は入れません。)

また自動車などのメタリック仕上げにはアルミのフレークがパール仕上げには高輝加工した雲母粉が使われています。
顔料としては着色目的以外に塗膜を補強する為の体質顔料、
錆び止めのための防錆顔料など次のように数多くの種類の顔料があります。
●有機顔料
石油からつくられる合成顔料で、現在は100を超える種類があり、鮮明であらゆる色彩を作り出すことができます。
一部のものを除いては無機顔料に比べて隠ぺい力が小さく、耐候性が劣り、やや高値です。特に屋外では色褪せしやすいという特徴を持っています。

●無機顔料
鉱物顔料ともいわれ、もとは色のついた鉱物や錆び等自然物のものを使用しています。よって顔料の種類が少なく、使える色に制限があります。
一般的には隠ぺい力が高く、耐候性や耐薬品性に優れています。有機顔料に比べ鮮明な色が出にくい反面、変褪色が大変少ないという
特徴を持っています。

●体質顔料
塗料の中で体質顔料の役割は主として、パテ、サーフェイサーなど下塗り・中塗りなどの肉持ち(塗膜の厚さ)が必要な時に配合されます。
それ自身には色もなく、隠ぺい力もありません。セメント系・炭酸カルシウム系の組成物が使われています。

●防錆顔料
金属を錆から守る為に開発され、一般に、鉛系、クロム系、亜鉛系、リン酸系など数多くの種類があるが、鉛系の錆止め顔料は
鉄面用として効果があります。

●その他機能性顔料
メタリック感やパール調、あるいは黄金色などを塗膜に付与するような光学特性を有している顔料です。
他にも、磁気テープに用いる磁性酸化鉄、導電性塗料に用いる銀粉、ニッケル粉や銅粉、汚染防止用に用いる亜酸化銅、防火用に用いる
アンチモン白があります。


塗料は、前述のように顔料によって耐候性が異なっています。これは褪色の原因が紫外線による顔料成分の破壊無機顔料に含まれる
酸化鉄や炭素(カーボン)などは紫外線に破壊されにくいため、これを主成分とする赤錆色や黒色は、長期に色相が保たれます。
また、富貴顔料の耐褪色性は色相、または同系統の色相でも、顔料の質(つまり価格)によってかなり左右されます。
全体的には、色相的に彩度の低いくすんだ色が耐候性に優れ、一般的に鮮やかな色相は耐候性に劣る傾向があります。

※染料は同じ着色の材料を用いますが、水あるいは溶剤に溶けて透明な色雄与えるものをいいます。


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