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モルタル壁の仕上げの種類

2021.02.26

モルタル壁の仕上げの種類

こんにちは!

ガイソー青森店です!!

本日はモルタル壁の仕上げの種類をご紹介します。

●セメントウォーター系
セメントウォーターペイントはドロマイトプラスター+砂+セメントからなり、セメントリシンは撥水剤のステアリン酸カルシウムなどを添加したセメントウォーターペイントに骨材として珪砂、寒水石を混合する砂壁状仕上げ塗料のことで、水をかけすぎると撥水するので防水リシンと呼ばれていました。その後、厚塗りするためにさまざまなテクスチャが考案されました。
住宅公団の団地や鉄筋コンクリート造の仕上げに多く使われ1970年代にそのピークを迎え、以後市場のシェアを樹脂塗料などに徐々に譲りました。
しかし、未だに様々な建物の仕上げに使われています。

〇セメントウォーター系モルタル壁種類
・セメントリシン(吹き付け)・セメントリシン(コテ塗搔きおとし)骨材:寒水石・セメントリシン(コテ塗搔おとし)骨材:川砂
・洗い出し 種石(玉石や砕石など)をセメントに混ぜ込み塗り付け後にタイミングを見計らって表面を洗う左官仕上げの工法
・セメントスタッコ(吹きっぱなし)・セメントスタッコ(吹き付け後凸部処理)・吹き付けタイル(ボンタイル)(吹きっぱなし仕上げ)
・セメントスタッコ(ささら処理の場合)・吹き付けタイル(ボンタイル)(凸部処理仕上げ)


●合成樹脂系
主にアクリル・合成樹脂エマルション・シリカ・エポキシなどの樹脂を主剤とし、様々なテクスチャを規定された厚みで吹き付け、またはローラーで
仕上げます。減殺のモルタル仕上げの大半が合成樹脂系の塗装で仕上げられています。
砂や珪砂、寒水石などの骨材の調合割合によって艶や仕上がりの凹凸パターンも変わり、一見しただけではセメントウォーター系の質感と見分けがつかない場合も多いので住宅の改修の場合は無理に見分けようとせず、どうしても確認したい場合には住宅設計仕様書で確実に確認してください。

〇合成樹脂系モルタル壁種類
・タイル吹き(ボンタイル吹き)(吹きっぱなし仕上げ)・タイル吹き(ボンタイル吹き)(ヘッドおさえ仕上げ)・リシン(吹き付け)
・ゆず肌(吹き付け)・スタッコ吹き付け(吹きっぱなし仕上げ)・スタッコ吹き付け(ヘッドおさえ仕上げ)・月面状(クレーター)仕上げ(吹き付け)・さざ波柄(砂骨ローラー仕上げ)・凹凸柄(砂骨ローラー仕上げ)・スチップル(さざ波)(砂骨ローラー仕上げ)


●モルタル壁の仕上げの種類
石調仕上げ
アクリルエマルションに800℃前後で焼き上げた陶器片(またはビーズ状)や種石(玉石や砕石など)を混ぜて吹き付ける事によって、石のような仕上がりになります。トップコートにクリヤーを吹き付けるものと、そのまま仕上げるものがあります。
美観性に高級感があり優れた材料ですが、
①重い:仕上がりの塗膜が重い為、脆弱なブロック面やALC板(セメントフィーラー処理をすれば可)サイディング材などには不向きです。
②硬い:セラミックや種石の含有率が高く、冗長性が低い為、動きやすい建物やサイディング材のシーリング目地などでは割れが発生しやすい。また次回のシーリング打ち直し時にじゃ手間と費用が余分にかかる。(カッターを使用しても硬くて除去しにくいため)

また2000年代前半に石調仕上げが流行した際には、コスト競争や利益追求によって一部販売会社のOEM品の中に安価のアクリルエマルションを使用するなどのケースもあり、経年で樹脂のつなぎが劣化すると陶器片や種石の粒子がポロポロと落ちてしまうものがあります。