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塗料を構成する物質『添加剤』 ⑤ラジカル制御について をご紹介します

2021.02.16

ラジカル制御について

こんにちは!

ガイソー青森店です!!

本日は塗料を構成する物質『添加剤』⑤ラジカル制御についてご紹介します。


酸化チタン顔料(白の無機顔料)を高耐候化して、光安定剤を添加すると塗膜の寿命はとても長くなります。(高耐候化チタンは添加剤ではありませんが、塗料の効果としてここで紹介します)
通常塗膜は上の図の様に生成されます。(硬化剤やその他添加物も入っていますが、この図では割愛させていただきます。またこの図は水色を表現しています)
白の無機顔料である酸化チタンは紫外線を浴びると、ラジカルという物質が発生し、周囲の樹脂粒子を痛めて、結合力を落としていきます・・・
※これが塗膜の劣化の過程において大きく影響を及ぼしていることがわかってきました。
そこでラジカルの発生源である白の無機顔料の酸化チタンにバリアーを施したものを開発しました。(高耐候酸化チタン)高耐候酸化チタンは紫外線でラジカルは発生しますが、バリアーに阻まれて外に出ることが出来ない様になっています。またもし一部のラジカルが外に出てしまっても、添加してある光安定剤の働きによりラジカルが樹脂粒子を傷める働きを抑制する効果があります。これによって樹脂粒子の結合の劣化を大幅に抑えられるため、樹脂の寿命が長く維持できるようになります。

この効果を持つ塗料を「ラジカル抑制塗料」と言います。
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